ガンダムSEED PHASE-14 「果てしなき時の中で」
本話は第一クールを締めくくる総集編です。まぁはし休み的な感じです。
第8艦隊との軌道上会戦前夜、戦艦ヴェサリウスの私室でラウは回想している。
ヘリオポリス襲撃から現在まで、そして「血のバレンタイン」の悲劇から、今日までの激動の軌跡を。
穏健派と強硬派の間で大きく揺れていたプラント最高評議会においても、ヘリオポリスでガンダムを奪取したことにより、大きく強硬派へと傾着始める…。
すべては一人の男から始まった。
「ジョージ・グレン」
彼こそが遺伝子操作を受けて誕生した人間、即ちファースト・コーディネイターその人だった。
フットボールのスーパースター、オリンピックの金メダリストにして空軍のエースパイロット、そして航空宇宙工学の権威…。驚異的で天才的な業績を上げた彼は、自ら設計した木星探査船で深宇宙へ旅立ち、その途上で自らがコーディネイターであることをうち明らかし、その手法を公開する。
しかし、そのことは、彼が予想していた病気等が無い幸福な社会事態ではなく、コーディネーターとナチュラルとの差別と妬みによって、混乱をもたらす者であった。
やがて彼は、彼自身の手によってもたらされた、コーディネイターとナチュラルとの骨肉の争いの中で、皮肉なことにその生命を落とすことになる。
ラウが、一大決戦を前に想うことは、人類の行く末なのか、あるいは、破滅への序章を… |
|
|
|