ガンダムSEED・PHASE-10 「分たれた道」
ラクス・クラインを人質に、ザフト艦ヴェサリウスからの攻撃を止めたアークエンジェルではあったが、眼前での救援艦隊全滅のショックは大きかった。
父を殺されたフレイは半狂乱状態になり、キラに激情をぶつけてしまう。
「アンタ、自分もコーディネイターだから本気で戦ってないんでしょう!?」
衝撃の言葉に打ちひしがれるキラ。
だが、そんなキラに声をかけたのは、ザフトの歌姫ラクスであった。ラクスはキラの親友、アスランを知っており、それどころか彼女は、彼の許婚であったのだ。
彼女は優しく静かにキラに語りかける。「お2人が戦わないで済むようになれば……いいですわね」
キラはラクスをアスランのもとに帰すことを決意。友人たちの手を借りて無断でストライクを発進させることに。
4度会いまみえるストライクとイージス、キラとアスラン。そして、ラクスはアスランの手に渡り、キラは親友の呼びかけに背を向ける。運命は分かれた。2人の本当の決別であった。
|
第10話の見所とツボ
キラの精神崩壊がここから始まる重要な話です。そして、ラクスの「お2人が戦わないで済むようになれば……いいですわね」という何気ないような一言が、大戦後のキラの生活と、デスティニーでのキラの性格に結びついているといえます。奥がふかいですね。私がキラだったら、その一言でラクスにほれますね。まじで。
この辺で一気に、ラクスの性格が天然キャラから、政治家的に変わっていきます。
キラの種はじきのキーワードがフレイの「アンタ、自分もコーディネイターだから本気で戦ってないんでしょう!?」てところにあったって後から気がつきましたけど、この言葉がキラには相当こたえたことだと思われます。
また、サイの「お前は戻ってくるんだろうな」という言葉も、キラの迷いを消す1つの材料になってます。 |
|
|
|