ガンダムシードデスティニー・ストーリー

第１０話　『父の呪縛』

地球軍から核攻撃を間一髪で回避したプラントであったが、市民の怒りの声が高まりつつあった。

デュランダル議長と面会したアスランは、プラントの今後を議長に尋ねる。歩むべき道は報復か、それとも……。

しかし、動き出してしまった憎悪の渦を止められるのかと問われ、アスランは叫ぶ。怒りと憎しみにかられて撃ち合ってしまえば、またあの悲劇が繰り返されるだけだ。それだけは絶対に避けなければならない！と。アスランの想いが迸るが……。

第１１話　『選びし道』

核攻撃が失敗に終わり、非難されるジブリールだが、負ける戦をするつもりは毛頭ないとプラント壊滅を新たに誓う。
一方、プラント最高評議会は、この未曾有の事態に積極的自衛権の行使をもって対処することを決定。

戦火の拡大を煽る行為だけはすまいとデュランダルが釘を刺すが……。

一方オーブでは、大西洋連邦と同盟を結べと迫るユウナやウナトを相手にカガリが奮闘。
同じ空の下、マルキオ邸にいるキラの目にも、力強い決意の光が宿っていた。

第１２話　『血に染まる海』

プラントが地球降下作戦を承認、カーペンタリアにて地球軍と刃を交える決定をしたその頃、ウナトやユウナらの強攻策により、オーブは大西洋連邦との同盟を締結する決定を下してしまう。

ミネルバは、もはや敵国となってしまったオーブに留まる訳にもいかず緊急離脱を計る。

しかし、オーブ領海を抜けた直後、前方を地球軍が取り囲んでいるのに気付く。カーペンタリアに集結しているはずの地球軍が何故？しかも、背後からはオーブ艦隊がミネルバに向け、牙を剥くが、そこにはトダカ1佐の姿があった・・・・

苦戦するミネルバ、そして出撃したシン、ルナマリア、レイは連合の新型ＭＳに苦戦するが・・極限状態におかれたシンは、ＳＥＥＤの種（シード）が炸裂し、されにインパルスガンダムの利点を生かし、ＭＳを撃破し、さらにたった１機で連合の艦隊を絶滅させてしまうのだった。