新しき力、伝説のMSガンダムを手に入れたトラッシュ。その強大な力の前に、立ちふさがる敵はいないように見えたが、いかんせん全体的な戦力不足は否めない状況であった。

しかし、トラッシュは、本隊と合流すべく、極寒の砦を抜け、その先にあるアイゼングラード軍前線基地フォルダストを目指すことに。

雪に覆われた最前線基地のフォルダストに到着したトラッシュ達は、補給を受けながら今回の作戦指揮官リュウセイ中将から改めて作戦内容を確認する。その席で、レンザーがナイアールと共に潜行部隊に同行すると知ったナイアールは何故かその態度がどことなくおかしい気がする。

レンザーとは一度アイゼングラード防衛戦で共に戦い、その実力は熟知しているし、レンザーの駆るギャン現在の戦力不足のﾄラッシュ達には嬉しい、心強い仲間だったため、仲間に加わったことに喜ぶトラッシュ。

･･･翌日。ついに作戦決行の朝がきた。
敵の本拠地は、雪に覆われた深い山中にある。吹雪が吹く中大地は震え、空に爆音が響いた。大量のMSを動員し、アイゼングラード軍の総攻撃がはじまったのだ。

本隊が敵をひきつけている間にトラッシュ達は別働隊として奥深くに侵入するが、さすがは、敵の中心地、敵の戦力は並大抵のものではない。このままでは、ヤバイ！！。

トラッシュは、アイゼングラード軍前線基地フォルダストにケンプァーの情報が売っていたことを思い出した。一路はアイゼングラード軍前線基地フォルダストに一度戻り、ケンプアーの情報を持ちＧシステムでケンプアーを製作した。

これが、あのケンプァーか、まさしくその姿は闘牛というに相応しい姿であった。新たな力を手に入れ、とラッシュ達は再び戦場の雪山に舞い戻る。何度もピンチを迎えながら、先へと進む一行だが、先ほどと違うのは、ケンプァーがいることだ、ケンプァーをトレミーに預け、ガンダム（トラッシュ）、ケンプァー（トレミー）、ゲルググ（ナイアール）と超格闘系が前線にバックアップとして、ゲルググ、ドム、ギャンと後方にも憂いなき布陣が力強い。

やっと、山頂が見え始めたとき、突然トレミーがガベンジャーに「無理をしないで」、と言いはじめた。
「あんた無茶ばっかりするから、心配だからさ」っと、もしかして死亡プラグがたったかのような・・・・・。

その時、山の一角が突然動き出す。そして、聞き慣れない音とともに圧倒的な威圧感がただよう。

巨大な威圧感は、なんと、巨大MAビグ・ザムだった。

MS IN ACTION !! ビグザム

「お前らか、おれの仲間をやったのは。ダークモビル同盟最後の将軍として、仲間の仇、討たせてもらうぞ！」
「仇だと！　お前らのせいで何人が死んだと思ってるんだ！」
「世界を救うためだ。多少の犠牲は仕方ない」
「勝手なことを・・・！」
「どっちが正しいか、この戦いで決めようぜ」

Ｉフィールドビーム攻撃の通じない、ビグ・ザムには格闘戦しかない。

しかし、ビグザムの圧倒的な火力に苦しむトラッシュ達。ここはもてるだけの力を出すしかない！！
貯め技を次々と繰り出すトラッシュ達にさすがのビグザムも一瞬の隙をみせる。ビクザムが全方位レーザを射出するのに、一瞬溜めに入る、いまだぁ。

ガベンジャーを前列にだし、得意技のビームを無効化するスキルを発動する。その際に、フルバーストアタックの準備に入る。
ビクザムが全方位レーザを打つが、ビーム無効化のおかげで、無傷のﾄラッシュ達。全方位レーザの射出後の隙をついて、トラッシュ、トレミーの実弾系によるフルバーストアタックがダブルで炸裂し、さらにナイアールの渾身の一撃が振り下ろされた。
ナイアールの怪しい笑みとともに。

全員の力を出し切り、ついにビグ・ザムの撃破に成功する。